怜香チャンは幼なじみだった。 いつも3人で遊んでたんだ。 先に卒業しちゃったから、アタシとシュウの方が一緒にいる時間は長かった。 1コ上の、モデルみたいにキレイでカワイイ人。 アタシとは真逆。 敵いっこない。 下を向いてたら、リュウタさんに抱きしめられた。 「なっ!」 「べただけどさ、オレにしとけよ」 そのほうが良いのかな? やっぱりあきらめるしかない? 泣きそうになったとき、リュウタさんの声がした。 「.....秀」 思わず顔を上げると、そこにシュウがいた。