放課後、アタシは綾チャンを道連れに、道場へ向かった。 「おりゃー!!」 「やーー!!」 懐かしい。 体がうずうずしないでもない。 休憩時間、リュウタさんはやっぱり来た。 「柔道、やりたくなった??」 「いや、別に」 「ふーん。あ、帰り、待ってて」 「えぇー!!綾チャンは?」 「先に帰ってもらって?頼むっ!」 「んーじゃあ、アタシもう帰るね。バイバーイ♪」 ......サイアク。 どうせまた勧誘なのは分かりきってるのに。