そうこうしてる内に近所のファミレスに着いた。
カオルの奢りだからってコトで調子こいてめっちゃ頼んでやった♪
「えぇ!
お前柔道も剣道も空手もボクシングもやってたん?」
聞いた所、コウキん家は剣道の代々何とか流の師範らしい。
「やべぇな!」
「別に…」
なんか…
うぜぇ…
べらべら喋ってる内に段々空が赤くなってきた。
4月とはいえまだまだ日が落ちるのが早い。
今日はここら辺で帰るコトにした。
「コウキ!!
後ろ乗せてっ♪」
さっきからずっと乗りたくて乗りたくてウズウズしてた。
「はっ?!」
何故か急に赤くなるコウキ。
「あぁ… こいつこう見えて今まで後ろに女乗せたコトねぇんだよ☆
まじ受けるよな!」
「うっせ!」
なんだ、そんなコト?
「あんた光栄に思いなよ!!
私が初めてになってやる♪」
とか言ってカオルからメットを奪いドカッと乗る。
「ん?! やっぱ単車は良いね!
原チャとは違うわ♪」
