「あ? はよ。」
ちゃっかり返してんじゃねぇぞっ?!
つか、なんだ?
こいつら知り合いか?
何気仲良くね?
「なぁ! お前ら 仲良いん?」
「あ? 仲良いも何も俺ら仲間だし!? なっ!」
「あ? まぁな。」
仲間?
「俺等、玄竜の幹部なの!! 意味分かる?」
「は? 玄竜!?
聞いてねぇよっ!」
玄竜ってのは、私のぱぱが初代総長のまぁ、暴走族?的なもの。
今は私の兄貴が9代目総長をしている。
もちろん、カオルぱぱも昔入っていた。
「だって言ってねぇもんっ♪」
カオルなんかが幹部で大丈夫なのか、玄竜? そして兄貴!?
ってか待てよ…
『俺等』ってこいつ言ったよな…
ってコトは…
「こいつも幹部なの?」
おもいっきり指さして金髪ヤロウを凝視する。
しかしそんな私の視線なんか知らんぷりでかわす。
「わりぃかよ?」
