こう見えても、相当朝に弱い私はカオルのでかい声が頭に響く。
「ほら ほら コウちゃん、遅刻だよ?」
母親かっ!!
って位の勢いの声で私の制服を取るカオル。
まったく、世話焼きな奴だぜ…
私の学校は冬服はセーラー・夏はワイシャツにスカート。
どっちかにしろよ!
って感じ。
「カオル、ちょっとあっち向いてて。」
いくら幼馴染みとは言え、カオルも男だし…
「はいはい。」
そう言って向こうを向きながら、私が着替えてる間にスクバに必要な物を用意してくれる。
「いいよ。」
「下でおばさんが朝メシって言ってた☆」
「またうちで食うのかよ!!」
引っ越して来てからは毎日うちでご飯食べてる。
