マジか?と聞きたいのは僕の方だった。 プラトニックにも程がある。 声を聞きたい、会いたいと言えば、はぐらかされる。 しかし、コンスタントに届くナツミのメールは、明らかに僕の心にさざ波を立てた。 ある時は静かに。またある時は真意を捉えられず―――さざ波どころではなかった。 メールの内容の大体は独白めいていた。 僕についてを聞いてくる事はあまりなかったが、興味がないようにも思えなかった。