思い出に変わる時・・・・

涼子さんが怒り気味で会話に入ってきた。


「・・・・うん 」


「もう自信がないんだ~ 」


「自信って何 ?」


「祐が好きって言ってくれても、もしまたいなくなったら・・・・って思ったら怖くて これ以上好きにならないようにブレーキがかかってしまうんだ~。」


「・・・・・。」


それから米さんと涼子さんは何も言わなくなった。


その場にいづらくなったのか、少し経ってから


「俺ら先に帰るわ~ 」


2人で帰って行った。


『祐は起きないの~? 』


私は膝枕のままスッカリ眠っている祐を抱いていた。


髪をなで、頬に手をあて、唇に触れる・・・・


ずっとずっと私だけの祐でいて欲しかったな・・・・


「・・・・Um・・・・」


祐が目を開けた。


「・・・・・? 」


「俺・・・寝すぎ? 」


「うん・・・・米さん達帰ったよ~。」


「ふ~ん」


祐はおもむろに起き上がってジュースを一口飲んだ。


「アイツらいつ帰ったの ?」


「祐が起きる少し前・・・・」


「ふ~ん」


気のない返事の後祐はジッと私の顔を見て、


急に腕をグッと引っ張って床に押し倒し



祐は悪戯っぽく笑って下にいる私を見た。