思い出に変わる時・・・・

祐が何か言いかけて・・・聞き取れなかったので振り向いたら、


「・・・・・Um・・・・・」


祐にkissされてしまった。


『いいの ? 』


村上とはしたのかな・・・・


大好きな祐のkissにも、私は私の全部で受け止めれていなかった。


「ゆ・・・う・・・・」


祐は全く放してはくれない・・・


「ゆ・・・」


何となく勝手にだけど、祐もまだ自分と同じ思いでいてくれてるのでは・・・・


そう思った。


祐はチャイムが鳴るまでずっと私を抱きしめたままだった。


「今日は行くの? 」


「・・・帰るよ・・・」


「多分もう行かない・・・ 」


私は少し笑って見せた。


「そっか~」


祐も納得したように笑って返した。


チャイムの音で2人は立ち上がり、


「祐・・・」


私は自分から祐の背中に手を回した。


私、矛盾してる・・・・


祐は何のためらいもなく背中に回した私の手に手を重ねてきた。


「祐はやっぱりカッコイイ~ 」


祐は上から覗き込んで、


「お前ってやっぱりアホだね! 」


優しく抱きしめ直した。


『自然にできる・・・』