思い出に変わる時・・・・

「合格したからってサボってたら不合格になるよ! 」


「私の事はいいから教室に戻って・・・」


『心配して来てくれただけでも嬉しいのに一緒に横に並んでいたら、あらぬ期待してしまう自分がいて・・・祐を遠ざけたかった。』


「菜緒・・・本気で言ってんの? 」


「だって私のせいで祐まで見つかったら・・・・ 」


「そうじゃない その前! 」


「何? 」


「お前に構うなって・・・・」


「・・・・。」


「うん・・・  もう構わないで=3 」


「私がどこで何をしてようとほっといて! 」


「・・・・。」


自分でも可愛くない事を言っている事は分かっている・・・・


ただ優しくされるともっともっと好きになる


「それに・・・」


「それに何 ?」


「ここは・・・私の憩いの場なのに・・・邪魔しないで=3 」


私は急に普通を装った。


「元は俺の場所だから、お前が邪魔してるんだろ! 」


「 分かった・・・」


私が立とうとしたら・・・


「嘘だよ ここにいろよ 今出たらヤバイだろ~」


「・・・そだね・・・」


腕が触れそうで触れない距離。


『村上さんとどう? 』


本当は聞いてみたい・・・・


でも勇気がなくて聞けない


「・・・・。」


「えっ?! 」