思い出に変わる時・・・・

『いつからいたんだろう・・・』


「何? 」


『ジッ と見られると恥ずかしくて耐えられない 』


「・・・・ううん最近顔を合わせてもらえなかったから・・・」


「・・・だって・・・・それは・・・・」


「分かってる。 」


「俺が悪い・・・」


「もうすぐ試験だね・・・大丈夫? 」


「大丈夫だろ~多分。」


「そっか~ 」


それが終わったら卒業してしまう・・・


私だけの祐じゃなくても、いつも顔だけは見れたのに・・・それすらもなくなってしまう。


ヤバイ  卒業の事を考えたら泣きそう。。。


祐は何も言わずに私の横に座っている。


「一緒に寝る? 」


「ううん・・・」


「・・・。」


大好きな祐の寂しそうな顔・・・


手を伸ばせばスグに届く距離。


抱きしめて・・・・


kissして・・・・



祐は私の体をゆっくりと引き寄せた。


『私の心の声聞こえた? 』


祐の腕の中・・・・


ここがいい・・・


ずっとこのままでいたい・・・・


私の思いは一瞬で消されることになる。