気づいてよ



「宮城も入るか?」


「ぇ?!」


いやいや、それはまずいでしょ?!

只今夏川家の前、私の家とあまり変わらないような大きさ。


しかし、すっごくきれーなんです!


中もこれくらいに綺麗なのかな?



「っで?入るの?入らないの?」



「あっ!いい…やっぱ入るっ」



これはチャンスかもしれない!!


もしかしたら、再告白のチャンスかもっ?!



「じゃあ、どうぞ。狭くてごめんな。」




夏川がドアを開け、中に私を誘導した。



「っキレー!!!」




中はまるで新築のように綺麗だった。




「だれが手入れしてんの?」



「弟。弟がやってもあんまり綺麗になんないんだけどさ。俺めんどくさいしさ。」



いやいやいや。

これであんまり綺麗じゃないって…やっぱり精神科いった方がいいよっ!!





「ちょっと待っててね」


そう言うと、夏川は二階の自分の部屋らしき部屋に入っていった。


そして数分後。



「ごめん。探すのに時間かかった。」


いつの間にか夏川は着替えていた。




うわっ!私服姿むっちゃカッコイい。