「何で?みんなそんなに森本くんを貶すのよ……」

私は、頬を膨らませた。

「何でって言われてもアイツは、嫌だな」

そうとう皆森本くんが、嫌いらしい。

理由は、よくわからないが。

「つか、お前今日ピアノじゃねーの?」

翔は、ボソッとつぶやく。

「あっ忘れてた。ごめん、みんなまた明日」

そう言って私は、翔の家をでた。

みんな何で森本くんが、嫌いなんだろう。


でも、この答えがいつかわかるなんて……


誰も知らなかった。