「おい、行くぞ」
「あっ、うん。じゃー美鈴ばいばい」
「ばいば‐い」
私は、翔と二人で教室を出て行ったがどうも視線を感じる。
翔が、カッコイイからなのかは分からないがものすごい視線を感じた。
「このクラスって、特進なんだって。だから、3分の2が付属中から上がってきたコだって!!友達、できるかな……」
「さっき、誰かとしゃべってたじゃん」
「そうだけど……なんか、グループとかありそうで怖い」
「中学でも、あったじゃん」
「……うっ……」
「図星だろ?一人になるの嫌だったら、俺のところ来ればいいじゃん」
「うん、ありがと」
時々、翔は予想外な言葉を発するときがある。
それに、一瞬キュンとしてしまう自分がいる。
幼なじみという境界線を超えるのが、怖い自分がいるから好きになってはいけないと心に誓っている弱い自分がいるのだ。
「ねえ、今日帰りどっか行かない?」
「……ああ」
「じゃーこの前、新しくできたカフェ行こう!!あそこ、行きたかったんだよ~」
「……でも、あそこマズいらしいじゃん」
「なんで、知ってるの!?」
「アネキが言ってた」
「陽菜ちゃんが!?じゃーやめよう」
「じゃ、どうすんの」
「今日は、翔の家行く。ケーキ食べたいし」
「……どうぞ、ご勝手に」
翔の家は、ケーキ屋さんなのだ。
おいしいと評判で、よく雑誌とかにも乗っている。
小さい時は、姉の陽菜ちゃんと二人で看板娘ならぬ看板兄弟として入口に立って、宣伝していた。
翔は、その時から冷めている少年だったため私を連れて嫌々やっていた。
「あっ、うん。じゃー美鈴ばいばい」
「ばいば‐い」
私は、翔と二人で教室を出て行ったがどうも視線を感じる。
翔が、カッコイイからなのかは分からないがものすごい視線を感じた。
「このクラスって、特進なんだって。だから、3分の2が付属中から上がってきたコだって!!友達、できるかな……」
「さっき、誰かとしゃべってたじゃん」
「そうだけど……なんか、グループとかありそうで怖い」
「中学でも、あったじゃん」
「……うっ……」
「図星だろ?一人になるの嫌だったら、俺のところ来ればいいじゃん」
「うん、ありがと」
時々、翔は予想外な言葉を発するときがある。
それに、一瞬キュンとしてしまう自分がいる。
幼なじみという境界線を超えるのが、怖い自分がいるから好きになってはいけないと心に誓っている弱い自分がいるのだ。
「ねえ、今日帰りどっか行かない?」
「……ああ」
「じゃーこの前、新しくできたカフェ行こう!!あそこ、行きたかったんだよ~」
「……でも、あそこマズいらしいじゃん」
「なんで、知ってるの!?」
「アネキが言ってた」
「陽菜ちゃんが!?じゃーやめよう」
「じゃ、どうすんの」
「今日は、翔の家行く。ケーキ食べたいし」
「……どうぞ、ご勝手に」
翔の家は、ケーキ屋さんなのだ。
おいしいと評判で、よく雑誌とかにも乗っている。
小さい時は、姉の陽菜ちゃんと二人で看板娘ならぬ看板兄弟として入口に立って、宣伝していた。
翔は、その時から冷めている少年だったため私を連れて嫌々やっていた。


