サッカー王子☆+゜





「緊急会議開くわよ。」




西村が入ってきた。




「何の会議?」




「学校のネットワークに誰かが入ってるみたいなの。しかも閲覧禁止の場所にね。」




「それを、やめさせるのか?」




「それと、それを止めるのよ。」




「彩華ちゃん、それを止められるのは彩華ちゃんだけなの。お願い・・・」




でも、彩華は俺の腕の中で首を振った。





「まずは、ネットワークの修復からしましょ。」




俺たちはとりあえず自分の席に座った。




彩華は俺の膝の上でまだ泣いている。





「彩華、やってあげれば?」




「奈央也がやってあげればいいじゃん。できるでしょ。」





彩華は俺にしか聞こえないくらいの声で話す。





はぁ~、しゃーねぇな。