「彩華、行こっか。」




俺は彩華を連れて5組を出る。





「ッヒク。ヒック。」




「彩華・・・大丈夫か?」




「ッヒ。うん。ッヒ。大丈夫。」





俺たちは生徒会室に入って、ソファに座った。





「おい、黒屋どうしたんだよ。」





「良、氷とってくんね?彩華の頬腫れてる。」





「あっ、あぁ。」





良にもらった氷で彩華の左頬を押さえた。





「大丈夫か?」




「うん。」





彩華は俺にもたれかかって泣いている。