―彩華― 私は気がつくとソファに寝ていた。 体には坂本のブレザーがかけられていた。 私がぼーっとしていると、坂本が部屋から出てきた。 「おっ、起きたのか?」 「あっ、うん。ごめんね、ここまで運んでくれたの坂本?」 「おお。」 「ありがとう。あと、ブレザーもありがとう」 「別に・・・」 今何時だろう。 「黒屋、あのさぁ・・・」 「どうしたの?」