俺は栞と話せなかった
緊張して…


でもチャンスがあったんだ


入学してすぐにある

オリエンテーション




なんでもバスケット



いうゲームをした



栞が真ん中でうろちょろ
してたから
後ろ向いてみた


したら

「ありがとっ」



って



俺の席に座られた




真面目にあの強引さには



びびった






でも握られた手首が

脈打ってて


熱かった




こんなの初めてだった








まだお前がすきだよ