悪魔で天使王子



「会長。今日から春休みですね。」



『あぁ。お前浮かれすぎ。』


「だって楽しみなんだもん。」

『ガキ。』


「ガキでいいもん。」


『今日の終業式の準備するから手伝って。』

「はーい。」

今日で終わりだからはりきって
何でもやっちゃいます。


長いすを運ぶ。
ほんとは先生とやるんだけど

会長が
『俺優等生だから。』

って早く来てやっている。

優等生ぶっちゃってさ。


先生からはすんごく真面目だと

思われてるんだろな。



会長は軽々1人で運んでるけど

ちっちゃくて力がない私には無理だ。

だからフラフラしながら運んでる。


30分ぐらい?で出来た。

殆ど会長が運んだんだけど。


「出来ましたね。」

『お前殆ど運んでないだろ。』

「すいません。

会長裏庭行きません?」

『なっ何で?』

「いいから。」

ビックリしてる会長をひっぱって
裏庭まで来た。

裏庭に来たのには訳があるんです。


「会長・・・。」

『何?』