悪魔で天使王子


あと二時間で土日突入。

そう今日は花の金曜日。


がんばるぞー。


「菫ー。」

「千尋。」

「今日本屋行かない?」

「あーーいくいく。

丁度欲しい本あったんだ。」


「じゃぁ約束。」


「で、千尋
彼氏といつの間に付き合ってたの?」

「ホンと最近。
二週間ぐらい前。」

「ふーーん。
言ってくれなかったんだ。」


「ごめんごめん。
でも菫だって秘密の二つや一つあるでしょ。」

「別にーー。」

「菫も早く彼氏作ったら?」

「そんな事言ったって出来ないんだもん。」

「ならしゃーないな。」

「ひどい。べーー。」

「幼稚な行動。

だから彼氏できないの。」

「別にいらないもん。」

「強がっちゃって。」


「つよがってないもん。」

「分かった。分かった。

じゃぁ本屋、放課後な。」


「うん。」



キンコーンカーンコーン


「終わったぁぁぁぁ。」

「菫行こ。」

「うん。」


私と千尋は本屋に行って
雑誌とか読んでたらはまってしまって
本屋に入りびたっている。


「もう閉店でーす。」

「えっもうそんな時間。
帰らないとヤバイ。帰ろ千尋。」

「うん。」

「じゃぁバイバイ。」

「バイバイ。」


うわもう真っ暗。
十時だもんね。


ちょっと怖い。

しかも
後ろに誰か居る・・・。


だんだん近づいてきてる。
しゃーない。
勇気をだして私は後ろを振り返った。