悪魔で天使王子



ガラガラ

「羽衣お疲れ。」

へっ?


「お前生徒会の
手伝いしてたんだろ。」


「??
あっはい。」


よく分からないけどラッキー。

たぶん会長のおかげだな。

会長ありがとーう。


会長に感謝しながら席についた。

「ふぅーー。」

「来んの遅い。」

しゃべり掛けてきたのは
最近友達になった




王城 千尋




スポーツ万能
元気な子なんです。



「いろいろあったの。」



「あっそ。最近生徒会手伝ってるの?」



「うん。」


「何で?」



「何でって言われてもなぁ。
なんとなくかな。」





「ふぅん。なんか隠してる。」



「なんにも。」



「あやしーーー。」



「そっそんなことは・・・。」



「授業始めるぞー。」

助かったぁ。

それから10分休憩のたびに

千尋は聞いてきたけど
私はあいまいな事を言ってはぐらかした。

だって言えない。
私が留年しそうで会長に助けてもらって

会長の仕事を手伝っているって。


キンコーンカーンコーン

いぇーーーい

お昼だっおっ昼。

「千尋ーー。ご飯たーべよ。」

「うん。」

「羽衣 菫今すぐ生徒会室に来なさい。」

「うぇえ。なんでまた。」


「菫行っちゃうのーー?」


「うん、」


「じゃいいや。
彼氏と食べるねぇ。」




「彼氏いたの?」



「最近出来た。じゃぁバイバイ。」




みんな彼氏いるのかぁ、




私モテないしなぁ。
彼氏できたことなんてないし。




なんか寂しーー。





会長のとこでも行きますか。
お弁当もってこ。