悪魔で天使王子

「すみれーー。
早く起きないと遅刻するわよ。」


ふわぁぁ。

今何時?



「ぇぇええええ!!?


八時??


めちゃくちゃヤバイ。」


ばたばたばたばた


「はぁはぁはぁぁぁぁ。」


疲れた。

何とかセーーーフ。

っと思ったら校門前で

ドッテーーン。


派手にこけた。

だっさーーい。

それに痛い。


『運動神経ゼロ女。

相変わらずどんくさい。』


「いったい。

会長何でここに?」」


『遅刻点検。

お前遅刻。』


「お願いしますぅぅ。

会長。遅刻にするのはご勘弁を。」


『今回だけは見逃してやる。』

「ホンとに?
珍しくやさしいですね。」

『一言多い。

乗れ。』

「へっ?」

『怪我してるんだろ。
おぶってやるから。』


「そんなのいいです。

恥ずかしいです。

それに私重いって会長が。」


『そこまで俺の体は
へにょへにょじゃない。』

そういって私を持ち上げた。


「重い・・・ですか?」


『別に。』

そして沈黙。。。


気まずい・・・。





『着いた。』

えっ。

『保健室。

お前怪我してるんだろ。』


「はい。」

『消毒するからな。

ちょっとしみるけど我慢しろ。』



いっ。。いた。。。


『よし終わり。

じゃ教室帰れ。』


「あっ遅刻だよぉぉぉ。」

私は走り出した。


うちの学校
教室でも遅刻がついちゃうんです。