『俺様に何してくれてんだよ。』



また変わった。

しかもなんかややこしそう。



「すいません。

けど会長が勝手にこけたんですよ。」




『会長じゃなく会長様と呼べ。』




「嫌ですよ。」



『俺様に逆らうのか?

いい度胸だがその強がりも何処まで続くか。』


げっ。

何か企んでるな。


「では強がりが続いてるうちに私は帰ります。」




『逃げるのか?』



「逃げます。」



私がドアに向かって歩き出したとき



『俺様に逆らって逃げる事は出来ない。』



そして左手を摑まれた。



『待てよ。


俺様がお前を調教してやる。』



人をライオン扱いするなっ。



「結構です。」



『お前の意思なんか聞いてない。

俺様の宣言だよ。』