「あの時と同じ…。ナオーあたし、笑っているナオが好きだよ!」 「愛…」 消える愛に手を伸ばした。 だけど…涙を浮かべながら愛は笑って消えていったー…。 手を伸ばした空は…雲一つない青空。 愛と話せて気持ちが落ち着いた。 伸ばした手で背伸びをして…。 「旅立つには良い天気だ。」 そう言って、学校とは反対の方向に進んだ。 この日が再スタートのようにーー。 空に広がる青空は…愛が旅立つ俺の背を押すように感じる。 その温もりを感じながら…俺は新しい未来へと歩み始めたー…。 【END】