NAO




 「もしやナデシコ…恥ずかしいのか?」


 「ハァ?」



 ナオの答えは、愛が思っていたのと違っていたー…。



 「ナデシコは照れ屋の血統書だな!」


 「血統書って…あたしは犬か!」


 「アハハハッ!良いね犬!」



 ナオは、お腹を抱えながら笑ったーー。