『こっちに来ちゃダメ!』


 「愛…何言って…」


 『アンタは…こっちに来ちゃダメだよ…』



 苦しい笑みを見せる愛。



 「何で…俺は…側に行っちゃいけねぇのかよ!」


 『アンタはまだ…生きているんだよ!だから…』


 「何でそんな事言うんだ!俺は愛の側にいれるのなら、死んだってかまわ…」



 そう俺が言いかけた時…。



 『バカな事言わないで!そんな事…言わないで…』



 愛はポロポロと涙を流した。



 「何だょ…愛は…俺と離れて寂しくないのかよ!」


 『寂しいに決まってんじゃん!ずっと…側にいたかった…ずっと…』


 「だったら…」



 愛は首を横に振って…。