そう思いながら、古賀さんを見ると…真っ青な顔であたしを見ている。


 本当…古賀さんって顔に出やすいんだよね。


 その顔にクスッと笑えば、益々顔色は青くなっている。



 「愛ちゃん…園田さん…私の事…嫌いなんだよね…」



 落ちたキャベツを拾いながら答える古賀さん。



 「古賀さん、嫌いとかじゃなくてレストランを用意したんだって!海が見えるレストラン。」



 そう言うと…真っ青だった顔は真っ赤になって、持っているキャベツは一枚ずつ剥がし始めた。


 ベリベリ音を立てて剥がす古賀さん。