「あたし…離れないから。ナオが…どんな病気かなんて分からない。重い病気しか知らない。それでも…側にいるから。ずっと…側にいるから…」 涙を流しながらあたしは話したーー。 「愛…だけど…やっぱり俺は…愛を傷つけたくない。」 「あたしは…ナオの隣じゃないと意味がないの!ナオの隣じゃないと…笑えないよ…」 「愛…」 「苦しい事もあるけど…側にいさせて…お願い…」 ギュッと抱きしめるあたしをナオは抱きしめた。