あたしは走って病室に入った。 「父さん!」 「愛…」 中に入るとベッドから起き上がった父さんがいた。 「愛…すまない…心配をかけて…」 そう言って話す父さん…あたしと目を合わそうとしない。 気まずい空気に優しい声が入って来た。 「愛ちゃん、お父さんと話せた?」 「古賀さん…」 優しく話す古賀さんに何も言えなかった。 古賀さんは父さんの隣に行き、話をしている。 父さんと話す古賀さんは嬉しそうー…。