「まだ・・・・・・終わらんよォォォォォ!」


男は叫ぶと、いい女が掴むイケメンの腕を裂くよう突っ込んだ。


イイ女「なっ・・・・・・なにっ!?」


「ハァハァハァ・・・・・・!」

男は息が切れ切れだった。


男はサングラスを取り・・・・言った。



「僕はぁ・・・・・・、僕はぁ〜・・名前は・・・・シャアなんかじゃぁぁぁ・・・・・・ないんですぅぅぅ・・・・・・・・・・・名前などぉぉぉ・・・・・ウッ・・・・・・・ウッ・・・・・・モォォォォォ、ドウデモイィィィィィィ!」


男は半泣きだった。

周りには、人通りが多い事も手伝い、すでにたくさんの人が集まって来ている。


「僕はぁ・・・・・・あなたみたいなぁ・・・・・・・・綺麗な人とぉぉぉぉ、一度でいいから・・・・・・・・手をつないでぇ〜・・・・・・・・・街を歩いたりぃぃぃぃ・・・・・・お話したりぃぃぃぃしたかったんでぇすぅよぉぉぉ。ウッ・・・・・・ウッ・・・・・・・ウッ・・・・・・。」


いい女「・・・・・・・」


イケメン「行こう・・・・・・」


二人は人混みを割いて、どこかへ向かっていく。

"ウッ・・・・・・・・ウッ・・・・・・・・ウッ"

男は、倒れ込んだ。