milk-ミルク-




左に葛城、真ん中に水城、右に屋橋。


そして隅っこに独りでケータイをいじっている先輩。




「荒らし……」


「いや、これはだな……」




焦る葛城、しかし俺たちは歩み寄り、



「さっき、俺のロッカー探ってたよな…?」


「違っ!!あの、だから、………ごめんなさい!!」




堪忍した葛城の頭をポコッと叩き、自分のロッカーを開ける。


数々のベルトがお出迎え………



のはずだった。




「な?!」



「ぶっ……なんだよ渉、その趣味ーっ!!!!」