milk-ミルク-

チラリと隣の日和を見る。


肩までの髪が歩く度に揺れて

風でなびいて、



その間に見える白い肌に


ドキッとする自分がいた。




不自然に目を逸らして、
顔も背けて



(…………くそっ)




頭をガシガシと乱暴に掻き


「渉真?」


「はいっ!!」


やばっ………

「あっははは!!」



声裏返った………