「峻太、せっかく宮ゴリも来たんだから、俺らの近況報告会しねー」
「おぉ、そうだな。みんなの今を知りてーし」
先生はまた笑顔になってみんなの話の輪の中に入っていった。
先生に今の自分の道について一人づつ話し始めた。
みんな、先生に自分のことを知ってもらいたいんだよね。
頑張っている自分を、悩んでいる自分を、そして、これからも道に向かってしっかり歩んでいけるように…
「俺は東京の体育大でバスケを続けています」
久しぶりに聞く峻太の声はやっぱり今までのまんまだった。
低い声、ちょっとゆっくりと話す話し方。なんだかとても落ち着く気持になれる。
「将来の道も見えてきたように思います」
みんなの「プロか?」なんて言った言葉に笑いながら峻太は続けた。
「宮ゴリには本当に感謝しています。今の俺がいるのも、今の俺であり続けているのも、そして、これからの俺であろうと頑張れるのも、大切なことを宮ゴリに教えてもらったからだと思っています。俺、がんばります。自分の道に向かって…」
みんなが頷いていた。
峻太の思いはみんなの思いでもあったから…

