真っ直ぐな目から、真剣さが伝わってくる。


…嘘でも、質の悪い冗談でもないらしい。



「ずーっと好きなんだ、小さな頃から。黙ってようかと思ったけど…もう一人で抱えるのが辛くなって…」



優月の声が微かに震えている。


何かを言わなくては、と思うが動揺して動けない。


「こんな事潤にしか言えなくて。…甘えてるって分かってるけどね」



優月の笑顔は、見てるこっちが悲しくなるような笑顔だった。