「……い。おいったら」 むにゃ? なんか頭に当たった。 痛いなあ、もう……。 「おい!起きろって。いいから起きろ!」 「ほえっ?」 思いっきりどつかれた衝撃が頭に起こり、あたしはそこで我に返った。 ぼやーっとした視点が徐々に定まっていくと、そこには愛しきダーリンの顔が。 「…ったく。寝るなよ、こんなとこで」 悪態をつかれて、あたしはようやくお風呂に入ったまま眠ってしまったことに気がついた。