「真里亜帰るぞー」 放課後になって、亮佑くんが迎えにきてくれた。 今日は一緒に買い物する予定。 麗奈の言葉……亮佑くんから直接聞いたわけじゃないもんね。 もう気にしない!! 買い物楽しむっ♪ 「はい」 笑顔で差し出された左手と、あたしの右手をしっかり繋いだ。 「人込みだと真里亜は、間違いなく迷子になるだろうからなっ」 何でかな。 笑顔の亮佑くんを見てると、胸がチクンとする。 何でかな。