目が覚めると、いつの間にか朝になっていた。 体が重くて、動きたくないけど…… 亮佑くんがいるかもしれない。 その希望のためだけに学校へ向かう。 「桜井!!はよっ」 途中、笑顔の尾田くんと遭遇。 「…おはよ」 「昨日、あれから考えてくれた?」 「……いよ」 「え?」 「いいよ…付き合っても」 何でこんなこと言ってしまったのか、あたしにも分からない。 「まじで!?よっしゃー!!」 もう何もかも、意味が分かんない。 ……何も考えたくない。