そしてペロリと食べてしまった亮佑くん。


「ごちそーさん!!超満足!!」


ケーキまで食べ切ったのにはびっくり!!

一体どこに入ったの?


「絶対また作って!!」


「え…良いの?」


「ぜひお願いします!!」


「うん、約束ね♪」


次はもっと愛情込めてがんばるね!!




「んじゃ、そろそろ送るわ」


「え…もう?」


「そんな言い方すんなって。明日も学校だし、遅くまで付き合わせるわけにはいかねぇだろ」


「……でも」


寂しい。




「大丈夫。またいつでも会えるんだから」


そうだけど…。


「……分かった」


渋々頷くあたし。


「よしよし、行くかっ」


あたしの頭を撫でて、笑顔になる亮佑くん。




このときまさか……

あんなことになるなんて、予想もしてなかった。


またすぐ会えるって思ってたのに。