ガチャッ


「今日はいらしたんですね!!良かった〜」


両親は共働きだし、俺も部活あるし?

確かに昼間はほとんど誰もいねぇけど。


タイミング悪すぎだろ、アンタ。


「ありがとうございました〜!!」


その笑顔に顔が引き攣る。




はぁ〜…。




「……悪い」


「ぜ、全然っ」


部屋に戻ると、気まずい雰囲気。

真里亜もシャツのボタン閉めてるし。


ま、いいか。


「続きはまた今度なっ」


少し距離が近付いたから、今日は十分だ。


「う、うん…」


「何か飲む?」