「美鈴がいない?」 「はい。靴はあるのですか、姿がどこにも見えないとの連絡が」 「で、」 「現在、捜索中です」 「‥‥」 あのあと、俺は自室に戻って。自然にアイツは蘭子のいる厨房に戻ってると思っていた。 だから、気にもしていなかった なのに‥。 舌打ちしそうになった。 アイツ‥‥ 「どうなさいますか?」 「どうって‥そのまま続けろ」 「承知しました」 そういって俺は、いったん離した書類に再び目を戻した。 ‥なんなんだよ‥‥