「あー痛ってー」 「坊ちゃんがあんな言い方するからですわ」 「ホントのことだろ」 はぁーと息を吐き、立ち上がり 文句の一つでも言おうとした瞬間、 「それでも‥」 後ろからの彼女にしては少し弱々しい声に反応し、動きを止めた。 「それでも言い方ってものがあります」 それは意外にも響き 「‥‥‥」 「坊ちゃんは言葉がたりなさ過ぎですわ」 ただ背後から聞こえる声に、目を伏せた。