この女‥‥
わざとらしい言い方に、殺意を覚えた。
「蘭子さん、ホントにごめんなさい‥」
シュン‥と落ち込む美鈴はまた同じ言葉を繰り返した。
「そんな謝らないで、ね?」
「でも‥!」
「最初から全部うまくいくわけなんかないもの。はじめに言ったでしょ?少しずつ慣れていけばいいって。美鈴ちゃんは頑張り屋さんだから大丈夫」
「‥‥」
「またゆっくりやっていきましょ?」
そう言って蘭子は美鈴の手を握り
「はい‥! 蘭子さん、あたしガンバりますっ」
美鈴も手を握り返した。
「その勢いですわ♪」
さっきの雰囲気はどこへ行ったのやら、
ニコニコ笑い合ながら、和やかムードを漂わせた。
「‥‥おい」
ただ一人を除いては‥。

