叫んだと思えば、男に免疫ないのか、触れただけで簡単に真っ赤になって
そんな反応久々に見た気がした。
変に純粋な女
また理由が増えた。
俺は新しいおもちゃを得た子供のように、おもしろくて仕方がない。
手放すのが惜しくなった。
絶対、
――逃がしてなんてやらねぇ。
報告書から、個人情報、現在の状態、たいていのことは分かった。
この女が黙っておとなしくしているわけないことも、逃げ出しことも、
すべて予想通り。
逃げるからには、追い詰め、捕まえる。
出ていこうものなら、理由をつくってこの家が出られないようにしてやる。
思い通りに進んでいく、そう思っていた
なのに

