「他に何があんだよ」
真剣な瞳はどこへ行ったのか
奴は頭を掻きながら、腰に手をあて、なんともエラソーな態度
喉の痛みも、涙も、一気に止まってしまった。
“興味”
奴のその言葉が頭で何度も繰り返される。
なにそれ
なにそれ
いつの間にかさっきまでのぐちゃぐちゃな気持ちも、全て吹っ飛んで
クスっ
何故かあたしは、笑えてしまった。
なんて奴らしい
奴のの言葉は単純で、回りくどい同情なんかより、単純なあたしにはとてもしっくりきてしまった。
それがまた笑えて
笑いだすと、さっきとはまた別の意味での涙がこぼれ落ちてきた。

