「‥‥は?」
覚めた思考も、ピタっと止まってしまう。
奴は、呑気にも口に手をあてあくびをしながら
「だから、この俺に相手されたいなら、もっと色気ある体してこい、って言ってんだよ」
「‥‥‥」
「お前の色気0。てか、マイナスか――――ブッ!!」
「好き勝手言うなボケ――っ!!」
力任せにそこら辺にあるクッションを奴目掛けて投げつけた。
「なんだよ、ホントのことだろ!いて」
「見てもないくせに言うなっ!!」
ホント失礼っ!!
「――へー」
ん?
急に奴は動きを止め、抵抗をやめた。
なに‥その顔‥
奴は意地悪そうな笑みを浮かべていた。

