* * * その日、 お母さんとお父さんの夢を見た。 雷の鳴った日 一人ベッドで眠る 幼いあたしの姿があった。 そんなあたしの傍でお母さんとお父さんが“ごめんね”と何度も繰り返してた。 なんで、なんで、そう思うのに でもあたしの声は届かなくて、 つらくて 悲しくなった。 そしたら “がんばったね” と寝ているあたしは二人に抱きしめられていた。 眠る幼いあたしは笑顔で、 お母さんもお父さんも、『笑顔』だった――― * * *