「最終的に困るのは夕兎クンだからねぇ」 先生は目を細める。 「先生。極力寝てるからその顔やめて」 夕兎が目を逸らす。 「慧斗ちゃん。見張りお願いね。ご飯は粥ね。飲み物も最初は白湯だよ」 「わかりました。傷が治る迄ちゃんと看てます」 「お願いね」 「はい」 夕兎はばつが悪そうに 「無茶はしない」 そういった。 .