そら-極道ですが何か!?-



日も高くなり、昼食が運ばれる。

「起きてからで良いので…」
看護士サンがおいていく。

「ありがとうございます」

それから少しして夕兎が起きる。

「くあっ…。
腹減ったなぁ」

「ちゃんとご飯の時間になると起きるんだ…」

「…は?」

訝しい顔付きで首を傾げる夕兎に

「なんでもない。早く食べなね」

笑顔でごまかす。

「笑顔でいえばごまかせる訳じゃねぇぞ…
まぁいいか…」

そういってご飯を食べ始める夕兎。もちろん、いただきます、を言ってから。

「慧斗は?食べないの?」

「さっき食べてきたよ(嘘)夕兎が寝てる間に」

「………ふ〜ん」

ジロッと目を細める夕兎。
「…そうゆう事でいいや」

喋りながらも箸を進める。
「そういやさ、俺いつ帰れるんだ?
知ってる?」

「…知らない。後で、聞いとくね」

「さんきゅ。早く捕まるといいな」

「うん。半殺し決定だからねぇ」

「姫サン、その笑顔怖いよ」

「そんなことないよ。

…てか、姫サンて何!?」

「ん〜?お嬢より可愛いげがあるかなぁって思ってさ」

「…びみょ〜。まぁ、いっかぁ」