「奏真をよろしく頼むね」
「えっ?」
「ん?だって結婚するんだろ?」
「は?だれが…?」
「誰って、慧斗ちゃんと奏真がに決まっているだろ?」
「そうなんですか…?」
「…………奏真ぁ!!」
慧斗の答えを聞いた途端悠真は眉間に皺をよせ、奏真を呼ぶ。
「…なんだよ」
奏真がゆっくりと悠真と慧斗の間に座る。
すると同時に拳骨が奏真の頭に落ちた。
「こんのヘタレが!!お前まだプロポーズもしとらんかったのか?」
「なんだよ!!わりぃか!?つか、せっかく慧斗連れ出したのに、夕兎と姉ちゃんがきたから言えなんだんだよ!!」
「お前がちんたらしてるからだろ!!」
「………っ!!」
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