「またこの場所からいろんな事が始まってくんだな」

「うん。そうだね」

慧斗は寝転がった。その隣に奏真が寝転がった。
「青いね」

「ああ。すんげぇ綺麗だ」

「……ねぇ」

「ん?」

「………………すき」

「…………俺のほうがずっと前から好きだし」

「そんな事なぃもん」

「あるから」

「じゃあ、いつからなのさ」

「お前が家に来た日…」

「ほんと?」

「……ほんと」

慧斗は顔が赤くなるのを自覚した。


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