「…俺の負けだ…
強くなったね。穣さながらだったよ」
「……はい……」
「……慧斗……
虎琳組琳果奏真参る」
一礼すると、微笑みを浮かべた。
先に動いたのは奏真だった。奏真の拳を紙一重で避けるとそのまま、膝蹴りを見舞う。
「ぐっ。…けほっ…やったな」
そぉいって慧斗を投げ飛ばす。
慧斗は体勢を崩し、膝や腕から血がたれる。
「いったぁ…馬鹿力め」
そぉいって、奏真にパンチをプレゼントする。
「いってぇな!!ちったぁ女の子らしく振る舞ったらどぉなんだ!!」
奏真は、パンチを贈り返す。
「いったぁ!!女の子らしくもなにも女の子だし!!」
また、パンチを贈る。
「いっでっ!!こんな怪力な女いるかよ!!」
また、パンチを返す。
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